【体験談】親知らずの抜歯は痛いの?抜いたほうが良いの?
こんにちは。Mizukiです。
今回の記事は親知らずの抜歯について。
2023年の2月4日に抜歯をし、糸取りまでについて書きます。
…抜歯後は本当に痛かったです。
そもそも親知らずとは?由来は?
親知らずとは?
親知らずとは奥歯のさらに奥に生えてくる歯の事で、生えてくる時期が大体10代後半から、20代前半に生えてきます。
しかし個人差があるため、50代になって生えてくることもあり得ます。
親知らずの正式名称は「第三大臼歯」で
「智歯」とも言われています。
智歯と呼ばれている由来は年齢が関係しており、
親知らずは基本的に10代後半から生えてきます。
10代後半といえばもうある程度の物事の善悪の判断が出来る年ごろなのが由来しています。
イタリアでは「思慮の歯」とも呼ばれており、
dente del giudizio (デンデ デル ジューディツィオ)と言います。
親知らずの由来は?
あなたも一度は聞いたことのある名前ですよね。
けど実際にその由来まではご存じですか?
親知らずの由来は簡単でその名前のとおりで、
親を知らない歯
だからです。
「親知らず」と呼ばれるようになったのは江戸時代からです。
その頃の平均寿命は30~40代くらいで、現代でもそうですが
子供が15~20歳になる頃には親の年齢は30~40代にはなっていますよね。
江戸の平均寿命からすると、親知らずが生えてくるにはもう親は亡くなっているのです。
なので「親知らず」と呼ばれるようになったのです。
親知らずは抜いたほうが良いの?
親知らずは必ずしも抜いたほうが良いとは限りません。
生え方によって抜いたほうが良いのと、
抜かなくて良いと別れていきます。
他の歯と同様に正常に機能しているなら、抜く必要はありません。
しかし、他の歯に影響を及ぼしている場合などは抜いたほうが良いと言われています。
歯並びが悪くなってしまっているとかですね。
自分も下の奥歯の左右ともに親知らずが生えていましたが、
左側はそのままにして、右側だけ抜きました。
右側の親知らずは真横に伸びてしまっているので、
歯並びを悪くしたり、手前の奥歯と当たってしまっていたのです。
その部分に歯ブラシが届きにくく汚れが取れずに溜まっていって、
結果的に口臭の原因や虫歯の原因になる可能性があったからです。
親知らずを抜くか抜かないかは担当の歯科医師に相談するのが一番です。
当日の流れ
ここでは抜糸までの当日の流れを紹介していきます。
病院によって違ってくるので参考までにご覧ください。
①受付
受付で当日の体調確認をします。
②会計
この時点で先にお会計をします。
入院保証金で一旦3万円支払い、次回の来院でいくらか返金されます。
③抗原検査
このご時世というのもあり、別室で抗原検査を行います。
検査方法は長い綿棒で左の鼻に突っ込まれます。
…あれ本当に痛かったです。
その後しばらくして結果説明を受けます。
もちろん陰性でした。
④薬の受け取り、説明
検査の結果説明の後、薬を受け取って説明を受けます。
受け取った薬は感染症に感染するリスクを減らす薬と痛み止めです。
⑤うがい・抜歯する箇所の認識合わせ
一度治療室に呼ばれ、うがいと、抜歯する箇所の認識合わせを行います。
⑥病室へ移動
午後から抜歯なので一度病室に移動となり、着替えて点滴を打たれます。
⑦抜歯
治療が自分の番になったら呼ばれて治療室まで移動します。
ここで実際に抜歯を行われます。
この時、治療で顔が汚れないようにと口の部分だけ空いた青い布を被せられるのですが、
この時自分は寝落ちしました。
⑧病室へ移動
治療が終わったら車椅子に乗せられて病室へ戻ります。
麻酔の効果でフラフラしてしまうので看護師の方に車椅子で運ばれます。
もちろん、この時の記憶は全くありません。
⑨食事
治療後に食事を出されます。
抜歯後というのもあり、柔らかい物が多かったです。
⑩退院
食事が済んでしばらくして退院したのですが、
どれくらいで食事が済んでどれくらいの時間で退院したかおらず、
看護師の方に声かけられて退院しました。
抜歯後のいろいろ
アバウトな見出しとなっていますが、ここでは
抜歯後の注意点や抜歯に伴う合併症やリスクを紹介していきます。
起こる可能性がある偶発症と危険性について
出血
圧迫止血で通常は抜歯後の穴に血餅という血の塊ができ、止血します。
高血圧症は薬によって血が固まりにくくなっている場合など、全身的な問題を有する場合には出血のリスクが高まります。
抜歯後2日間くらいは唾液に血が混じったり、血の味がしたりしますがこれぐらいなら問題はありません。
ごくまれに創部周囲や顔の皮膚に青あざが出来る場合がありますが、確率的には低く、また
出てきたとしても、数週間で消えます。
痛み 腫れ 発熱 機能障害
抜歯後、3~4日の腫れや発熱が起こる可能性がありますが、長くても1週間で治まります。
自分も抜歯後の2日後にぷっくり腫れました。
感染
抜歯後の経過や全身疾患等により術後感染や治癒不全の可能性がありますが、発生する確率はかなり低いです。
神経麻痺
下あごの神経に親知らずの根っこの先が近く、それが親知らずの骨髄にも分布して歯の痛みなどを伝えます。
親知らずを抜くことで下顎の神経の一部が傷つきオトガイ部とういうあごの先端に知覚低下が生じることがあります。
発生する可能性はかなり低く、2~5%でそのほとんどが1年以内に回復します。
まれにその後も軽度の知覚低下が残ることもあります。
また、きわめてまれですが、舌神経の麻痺を生じる事もあります。
ドライソケット
抜歯した後の穴の事を「抜歯こう」と呼ぶのですが、その穴に歯が生えていた骨の部分が露出し骨が乾燥して激しい痛みを生じます。
本来、前述にもありましたが、抜歯した後の穴に血餅が出来ますが、それが流れてしまうなどで無くなってしまい、その為、乾燥してしまうのです。
顎関節症
抜くのが非常に難しい歯の場合には長時間口を開けることがあります。
そのような場合、まれではありますが、顎の関節が痛くなることがあります。
普段から、口を開く時に顎の付け根あたりが痛かったり、口を開けるときに音が鳴る場合は
その可能性が強くなりますが、一時的なものがほとんどです。
全身的偶発症
手術中に緊張して血圧の上昇したり、貧血などの症状が出た場合はやむを得ず手術や処置を中止することがあります。
そうなってしまった場合は仕方ないですよね。
激闘!抜糸までの闘い
抜歯後の痛みがどれくらい続くかは個人差によって変わってきますが、自分の場合は1週間ほど続きました。
いつが痛みのピークなのか、顔の腫れもいつがピークなのかを紹介します。
あくまで自分の場合ですので、ご参考までにお読みください。
どんな感じの痛みなのかやどういう時に痛いのかをノートに記録していました。
痛みのピーク
抜歯から翌日
翌日が1番痛かったです。
痛みが引くまでは基本的に常に痛いですが、翌日は特に痛いです。
翌朝、寝起きから既に痛くて布団の中でうずくまっていました。
鈍痛というかジンジンとした痛みで一日中続いていました。
この日が痛みのピークでした。
この日は日曜日でしたので洗濯や1週間分の食事の用意など、家の事を済ましてほとんど布団の中にいました。
口も痛くそんなに開けられないから食べずらく、結果的に食欲は無かったです。
腫れのピーク
2日後
顔の腫れは2日後が一番腫れていました。
朝仕事行く準備している時に鏡見てびっくり。
「あ、こんなに腫れるんだ」って思いました。
殴られたんですかってぐらい腫れてました(笑)
今のご時世、常にマスクしているので、腫れている部分を上手く隠せたので、
抜歯のタイミングとしては良かったのかと思います。
腫れにかんしてはさらにその2日後には完全に腫れは引いていました。
まとめ:抜歯をしてみて
実際に抜歯をしてみて思ったことは抜歯するときよりも抜歯をした後の方が全然大変でした。
多少は痛いんだろうなぁとは思ってはいましたが、想像以上に痛くてしばらく萎えてました。
この記事を書いたのは抜歯をしてから2週間ほどしか経ってないので、抜歯をして良かったかはまだ断言出来ませんが、将来の事を考えるとして良かったのかなと思います。
親知らずのメリットしては
・歯磨きがしやすくなって、虫歯や歯周病を将来的に防げる
が一番の理由だと個人的には思います。
デメリットとしてはやっぱり
・とにかく痛い
が挙げられますが
親知らずがあるせいで、上手く歯磨きが出来なくて虫歯になったり、歯周病になってしまうのは凄くもったいないことです。
自分は抜歯することを選びましたが、抜歯することは必ずしも正解とは言えないと思います。
親知らずを残すことのメリットもあるそうなので、担当の歯科医の方と相談して決めるのが良いと思います。